あるお客様から以下のような質問を受けました。
「私は愛知県でトヨタ自動車関連の仕事をしているものです。
海外に工場も作りました。業績は悪くないのですが、日本での雇用に問題が出ています。
海外の生産依存度が高くなり、日本での仕事が少なくなったためです。
そこで新しい製品を作り、新たに販売を始めています。
この製品を使って頂ける工場は日本で2000社ぐらいになります。
売り先が決まっているので、ダイレクトメール発送をして、
新規集客をしていきたいと考えています。
ただDM発送をするのではなく、テストDMを行って精度を上げていきたいと考えています。」
DMの送り先は製造業の中小企業です。
そして販売先が限られているというパターンです。
日本にたくさんある一般的な会社です。
BtoBのテストDMに、透明封筒を使う方法で考えてみます。
テストDMを行う時に、「なぜ」透明封筒を使うと良いのでしょう。
それはコストと利便性です。
紙封筒を使い、開封率のDMテストを行う場合、DMの開封率を計測するために、
封筒にキャッチコピーやイラスト、文章を印刷しテストを行います。
透明封筒で開封率のテストを行う場合は、封筒が透明ですので、封筒に印刷するよりも
封筒の中に入れた紙に印刷をしてテストを行うことができます。
何回もテストしなければならないテストで、毎回封筒に印刷していてはコストがかさみます。
一方、透明封筒の場合には、紙に印刷するので印刷コストが安く抑えられます。
また、紙封筒に印刷するよりも透明封筒の中の紙に印刷をする方が、
内容を多く書くことができます。また紙封筒の場合は、封筒のイメージで
受け取る人は見ます。
透明封筒で送られてきた場合には、透明封筒に対しての封筒という意識が
紙封筒より低くなります。
このため目に見える部分(透明封筒の表・裏)の文字やイラスト、
写真などで開封するかの判断をします。
透明封筒の良さを話してきましたが、反対に透明封筒が紙封筒よりも
反応率が落ちる場合もあります。
例えば高級な商品やサービスを提供している場合、今までお客さんに
送り続けてきたニュースレター、ダイレクトメールを入れて送り続けてきた封筒が
紙封筒のイメージがお客さんについている場合、業種や業態により透明封筒が似合わない場合、
客層が透明封筒にマッチしない場合などです。
ただ透明封筒がマッチしない業種でも、封筒に入れる中身を工夫して
テストを繰り返し、紙封筒の時よりも反応率が大きくアップしたこともあります。
封筒は開封率に大きく関係してきます。基本は透明封筒でテストし、
紙封筒も一部テストする方法が効率的です。
繰り返しテストして良い結果を探してください。